over /朝岡英輔
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「YとMに」とされ始まる物語は、2年ぶりの墓参りの帰り道を描写する。ありふれた郊外を遠回りして歩き撮影しているとオートマティックに出来事と出来事が紐づけられ、思考が回転しだす。もしそれが意味という像を結ぶものでなかったとしても、生きるに足る腑に落ちる答えというのは必ずしも論理的な答えとは限らない。
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80pp, 29.4cm×23.1cm
hardcover
装幀 緒方修一
発行所 AMBI
印刷・製本 株式会社イニュニック
ISBN 978-4-9912771-0-8
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2016年設立。茨城を活動中心にするZINE出版レーベルです。
様々なアーティストとの共同作業を通じて、数量限定の 現代美術 / 写真のZINEをリリースしている。
ASAOKA EISUKE Photobook "over" | 朝岡英輔写真集「over」
『目に映るみんな、意味のわからない「途中」を生きている。』
橋や鳥、犬、草や鉄柱、朝焼けや愛する人などをモチーフに、生死・存在・心の「わからなさ」をテーマに編んだ作品集。写真でしか伝わらないこと/写真だけでは伝わらないことを考え、写真と文章が交錯する構成にしています。タイトルは、「ここで終わり」「越えて向こう側にいく」という一見相反するような2つの意味を持っているところから付けました。
<著者プロフィール>
朝岡英輔(あさおか えいすけ)
1980年、大阪府八尾市生まれ。埼玉県浦和市(現さいたま市)で育つ。
中央大学理工学部物理学科卒。松濤スタジオ勤務後、写真家・藤代冥砂のアシスタントを経て独立。
2012年より『朗読劇「銀河鉄道の夜」』(小説家・古川日出男、詩人・管啓次郎、翻訳家・柴田元幸、音楽家・小島ケイタニーラブ、映像作家・河合宏樹)にスチールで参加。
15年、雑誌「SWITCH」で小島ケイタニーラブ、伊藤豊とともに、旅のフォトエッセイ『歌はどこだ』を連載(2015年5月号~ 16年3月号)。
16年、音楽と旅をテーマにした写真集『it’s a cry run.』を発表。
20年、新型コロナウイルスに遭遇した最初の衝撃を綴った『花冠日乗』(著:野村喜和夫、音楽:小島ケイタニーラブ、写真:朝岡英輔)を白水社から刊行。
雑誌(SWITCH、Coyote、MONKEY、キネマ旬報、BRUTUSなど)、web(Kstyleなど)、単行本カバー、音楽、飲食などの分野で活動中。
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