2021/10/06 13:16
2021年のTABFのcrevasseのブースでは、ブースのヴィジュアルワークを山形在住のアーティスト ball gag氏が担当します。また、コラボレーションワークとしてカワムラシュウイチ氏にディレクションを依頼し『檸檬』をテーブルに展開します。
ZINEカルチャーの持つウィットに富んだ軽やかさでもって「アーティストがアートブックフェアに関わること」の可能性を拡張することで、来場者の皆様により新鮮で刺激的な体験を提供し、このカルチャーの更なる活性化を目指します。
ウォールビジュアル
artist:ball gag
インターネットを介して作られる政治的ないし思想的両極化、それに伴う一個人とコミュニティー内での⾔動・動向の同一化が“社会の分断”という名の単純な⼆項対⽴の図式を想起させている。
この作品は、そんな⼈々の両極化に到る要素、空間 (プラットフォームと⽣活空間)ー居場所(コミュニティー)ー地縛霊(メディア)ー⾃意識(媒介者)と写真を⽤いて表現したものである。
[出品作]
1,800 jpy
self-published
『This person does not exist』というウェブサイトを利用し、GAN(AIのアルゴリズム)による画像生成から生まれたポートレートをフィルムに印刷しています。束になり重なりあうことで実体なき実体のイメージを一冊となった本の塊が迫ってくる。
1,300 jpy
self-published
物と自己との連鎖するイメージで捉えるセルフポートレート集。
コラボレーションワーク『檸檬』
1925年、小説のなかでその男は本屋に檸檬を仕掛けて立ち去りました。
2021年、TOKYO ART BOOK FAIRの会場で檸檬を販売致します。
この作品は、檸檬に貼られたQRコードを読み取ると「なにか」が起こるパフォーマンスプログラムとなっています。あのとき男の閉塞感をブチ破ったように、この一顆が皆様の世界を一編させる爆弾となるかもしれません。ぜひ現場でお確かめください。
〈あんなに執拗かった憂鬱が、そんなものの一顆で紛らされる――あるいは不審なことが、逆説的なほんとうであった。それにしても心というやつはなんという不可思議なやつだろう。〉
注目商品
懐かしのカセットテープのケースを使って、保管もラクでインテリアとしても goodなシリーズを作っています。
1,600 jpy (published by crevasse)
GOOD bye, Oil. /リリィ・クマチャン
1,600 jpy (published by crevasse)
山下望が10年間継続的に撮影を続けている、とあるひとりの少女の写真集。11才から撮影を始めた少女は、現在21才になりました。このシリーズは、彼女の姿を借りた山下自身のセルフポートレートです。第6作は山下自身が7才のときに描いた絵と組み合わせた作品で、一冊ずつページが若干異なる仕様です。
3,000 jpy (self-published)
表裏表紙がゴム板で装丁された、魚市場にあるごみ箱を撮影したオールオーヴァーな画面が特徴的な写真集です。
crevasseも5年目となりますが、国内外で私どもを知って頂くたくさんのきっかけを作ってくれたこの本を、久しぶりに再販致します。
イベント情報
TOKYO ART BOOK FAIR 2021
■会期
日時:10月28日(木)〜10月31日(日)
今年のTOKYO ART BOOK FAIRは『事前予約(一般1000円)』です。
▼予約(10/4 12:00から販売開始)
来場者は時間枠ごとの入れ替えとなり、各上限は 300 です。
[時間枠]
10月28日(木)
・15:30-17:45
10月29日(金)
・10:30-12:45
・13:00-15:15
・15:30-17:45
10月30日(土)
・13:00-15:15
・15:30-17:45
10月31日(日)
・10:30-12:45
・13:00-15:15
・15:30-17:45
リアル会場に足を運べない方にも楽しんでいただくための、バーチャル会場(Internet Venue)がございます。
バーチャル会場は 10/22 にオープンします。
■会場
東京都現代美術館
〒135-0022
東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)
TEL:03-5245-4111(代表)
またはハローダイヤル(9:00-20:00 年中無休)
050-5541-8600